2014-ノートPC用電源(車載)

車でノートPCを使おうとするとおのずと、インバータが必要になる。
しかも、車のシガー(12V)からインバータで昇圧させてAC100Vを作り、またそれを
PCで扱う電源に落とす。なにやら気持ちが悪いし、効率が悪い。
そこで今回はこのインバータなしでPCを動かす作戦。
今回の企画で肝心な電源ICそれがLT1170というIC
これで5Aぐらいの電源がつくれるらしい。
詳しくはデータシートや他の方のサイトを参考にしてください。

いつもは秋月で購入するのだが
今回は電源ICの関係でマルツパーツで購入
今回の回路で重要な電源IC
@950円だった 予備にもう1個購入
って、よく見たら表面実装用のICじゃないか!
スイッチング電源ではお約束のコイル
100μH 5A を2個
@367円
電解コンデンサー
35V1000μF 2個使用
10個入り 1,386円
ポリスイッチ 3.75A
結構でかい…それを4個購入
3つ予備です。
@94円
電圧調整用多回転抵抗 2kΩ
2個購入(予備1個)
@315円 高!!
電源IC部分の組み立て
よく確認もせず購入してしまったので、
こんな感じで実装していきます。
電源IC・電解コンデンサー・抵抗を
乗せるとこんな感じになる
正直こんな作りでいいのか?
電流が数Aも流れるから少し不安ではあるが…
上の画像の反対側(抵抗側)
です。
出来上がった基板がこんな感じ
電流の関係からコイルとダイオードは2個並列に接続る
ちょっとアングルを変えて…
半田面
これでも電流が流れそうな場所は太くしたつもり
逆接続防止のダイオード
15Aぐらいだったかな?
ケースに収めるとこんな感じ
いや、全体の様子です
意外とコンパクトに作れたのではないかと…
使っていると、IC・コイル・ダイオードが発熱する
回路図
他のサイトを参考に作ったのであえて説明とかはしません。
参考サイト
各メーカー・各機種のプラグを用意できると結構便利ではないかと…
感想とかノートPCの場合プラグがメーカー・機種によって異なるのが悩ましい。
パーツ屋に行ってプラグを探してみたが適合するものが無かった。
確か、その日の夜、ジャンク中からプラグが適合した夢を見た。
以前、アダプターのプラグ部分を切って机の中に入れていたのを思い出し、
それをPCに挿してみたら見事適合した。
いつか役に立つと思って残しておいてよかった。

使い勝手は普通かな?
使用PC:FMV-BIBLO LOOX T70J
入力電圧12V
満充電時:大体1.5A(入力側)ぐらい
充電中時(50%時):大体3A(入力側)
メディアドライブ動作時(充電中):3.5A~4A(入力側)
バッテリーなし:大体1.5A(入力側)
閉じている時は大体-0.5A弱ぐらい
部品表
IC
D1 D2
D3
LED
R1 R3
R2
VR1
L1 L2
C1 C2
C3
C4
FUSE
スペーサー
基板
ケース
合計

LT1170 \950 x1
D5S6M ジャンク x2
CTB34M ジャンク x1
SLA-360JT3F \2(500個\1,000) x1
10k1/4W \1(100個\100) x2
1k1/6W \1(100個\100) x1
2kΩ20回転 \315 x1
100uH 5A \367 x2
35V1000uF \138.6(10個\1,386) x2
50V1uF ジャンク x1
35V47uF ジャンク x1
3.75A \94 x1
L=10mm \47 x2
ICB504 \336(1/4) x1
40x50x70 \400(多分) x1
約\3,000
でも、なんだかんだで\5000以上は使っています。
imgtext

初回公開:2011/08/15

INDEX > 電子工作部屋 > 2014-ノートPC用電源(車載)